緩和医療
緩和ケア外来
緩和ケア外来は、がんをはじめとする病気にともなう身体的苦痛(痛みやだるさ、息苦しさなど)や、今後の不安、療養上の気がかりなどをやわらげることを目的として診察する外来です。また、当院の緩和ケア病棟への入院、在宅緩和ケアのご相談も行っております。
診察は、緩和ケア担当医、看護師をはじめ、患者さんやご家族の症状や気がかりなことに応じて、薬剤師やソーシャルワーカーなどの専門家と連携を図っております。遠慮なくご相談下さい。
緩和ケア外来受診について
当院では、2名の緩和ケア担当医が、毎週月曜日・木曜日に外来を行っております。
また、患者さんをお待たせすることが無いよう、事前予約制となっておりますが、緊急で受診をご希望の方は、がん相談支援センターまでご連絡をお願い致します。状況に応じて対応させていただきます。
予約方法は、一般の方と医療従事者と異なりますので、お間違いのないようお願いいたします。
緩和ケア外来に関するお問合せ
一般の方
がん相談支援センターTEL:046-229-2552
平日9:00~16:00
医療従事者の方
地域連携室TEL:046-229-1771(代表)
緩和ケア病棟
当院の緩和ケア病棟は、平成29年10月に14床の全室個室で開設いたしました。
緩和ケア病棟では、医師をはじめ、様々な専門家が患者さんやご家族の辛さを緩和し、より良い生活ができるようお手伝い致します。
病棟設備について
個室利用料
- 2301~2310・2313~2317号室:無料
- 2311・2312号室:1日につき13,200円
緩和ケア病棟への入院について
緩和ケア病棟に入院することができるのは、悪性新生物(がん)と診断された患者さんです。
また、ご本人・ご家族が以下のことをご理解され、緩和ケア病棟への入院を希望されていることが重要です。勿論、治療開始や変更、療養に関することについては、患者さんやご家族と十分話し合いを行い、決めさせていただきます。
- 緩和ケア病棟は、がんを治すことや進行を遅らせるための治療は行いません。
しかし、がんから生じる様々な苦痛(痛み、息苦しさなど)に対しては、積極的に治療致します。 - 終の棲家ではなく、辛い症状が落ち着いたら、積極的に在宅緩和ケアを推進致します。
緩和ケア病棟への入院までの流れ
入院基準確認 緩和ケア病棟の入院基準を確認し、基準を満たしているかご確認ください。 |
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当院の一般病棟にご入院中の方 | とうめい厚木クリニック 通院中の方 |
かかりつけ医療機関のある方 |
面談
緩和ケア担当医、緩和ケア病棟スタッフと、入院されている病棟で面談を行い、緩和ケア病棟に入院できるか判断いたします。 |
クリニック受診
受診時に、主治医が緩和ケア担当医へ連絡し、予約をお取りします。 |
かかりつけ医療機関受診
かかりつけの医療機関より、当院の地域連携室に連絡し、緩和ケア外来の予約をお取りします。これまでの受診内容や検査結果などが記載された診療情報提供書(紹介状)が渡されます。
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当院 緩和ケア外来受診
緩和ケア担当医が診察し、緩和ケア病棟に入院できるか判断します。
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入院日などのご案内 当院担当者より、入院日や必要書類などをご案内します。 |
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ご入院 |
緩和ケア病棟の入床・退床基準
緩和ケア病棟 入床基準
- 患者さんや、ご家族の方が、緩和ケア病棟への入床を希望されていること
- がんから生じる様々な苦痛が、外来通院では緩和困難であると医師が診断した方
- 緩和ケア病棟入床に関して、がん告知の有無は問わない。しかし、告知されていない患者さんが入床により病気に気づく可能性があることをご家族の方が了承されていること
- 未告知で緩和ケア病棟入床された場合であっても、入床後に、患者さんの求めに応じて、主治医が病名・病状の説明を行うことをご家族の方が了承されていること
- 症状緩和を目的とした放射線治療が必要と診断され、通院が困難である方
- 在宅療養を行っているがん患者さんのご家族に対する短期間のレスパイト入院
緩和ケア病棟 退床基準
- 症状緩和が図れ、病状が安定していると医師が判断した患者さん
- 患者さんや、ご家族の方が退院を希望されている時
- がんと関連しない精神症状の出現により、共同生活が難しいと判断した時
- 緩和医療以外の治療が必要となった時
緩和ケア病棟に関するご相談
一般の方
がん相談支援センターTEL:046-229-2552
平日9:00~16:00
医療従事者の方
地域連携室TEL:046-229-1771(代表)