放射線技術科
業務理念
不安なく検査を受けていただくために「なぜ、そうしなければいけないのか?」分かりやすく検査の説明をすること。
正確な情報提供をさせていただくために、豊富な知識と高度な技術を身につけるよう努力します。
検査にあたってのお願い
検査によって、体位変換や呼吸止めが必要になります。その際は、技師の合図に合わせてご協力お願いいたします。検査の特性上、各種問診表・同意書(MRI・造影剤使用時)のご記入をお願いさせていただいております。
検査内容
放射線機器を用いた、安全かつ高度な医療を提供します。
FPD撮影システム、80列マルチスライスCT装置、3.0テスラMRI装置を有し、画像診断および血管内治療(IVR)を提供しております。
①MRI(3.0テスラ)
非常に強い磁石と電波を利用して、人体の様々な断面を撮像する検査です。X線を使わないので、被曝の心配はありませんが、せまい機械の中に入り大きな音の中での検査となります。医療安全のため、ペースメーカーや手術クリップなどの体内金属を装着されている方や、刺青のある方は検査できない場合がございますので、検査前に問診をとらせていただいております。
②CT(80列マルチスライス)
X線を利用して、体内を輪切りにした状態で見ることのできる機器です。部位や検査目的によっては、造影剤という薬剤を使用し、より詳しく検査することがございます。心臓の冠状動脈などの血管も撮影することが出来ます。
③心臓カテーテル室
循環器疾患(虚血性心疾患、心筋梗塞、不整脈など)に対し、心臓カテーテル検査およびカテーテル治療(PCI)、不整脈治療(アブレーション・ペースメーカー移殖術)が行われております。
④血管造影
IVR(Interventional Radiology)が治療法の一つとして認知され、多くの疾患の治療を血管撮影室で行っております。例えば細くなった血管を拡張する血管拡張術、肝臓の腫瘍血管を選択的に詰めて行う塞栓術、外傷による体内の出血の止血等があげられます。
⑤X線透視
X線TV室では、レントゲン写真のような画像をリアルタイムで動画として見ることができます。胃の検査や、脱臼の整復、血管系以外のIVR、透視画像が必要な内視鏡検査、処置などを行なっております。
⑥マンモグラフィー
当院では認定技師を中心に女性技師が撮影を担当しており、乳腺外科と連携をとりながら取り組んでいます。
⑦骨塩
骨密度検査では、前腕にX線を照射し、骨粗しょう症の検査をします。
⑧一般撮影
人体にX線を照射して、いわゆる「レントゲン写真」を撮影するところです。全身が撮影の対象となります。FPDという方式を採用しております。
科内での取り組み
- 画像研究会
- 厚木市立病院と当院が幹事となって勉強会を行なっています。
近隣の病院から、毎回50名ほどの方が参加されています。
認定・学会発表など(2020年1月時点)
高度医療機器を扱う診療放射線技師は、チーム医療における重要な役割を担っており、専門性の向上と安心・安全かつ高度な画像情報の提供を図ることが求められております。技師の認定制度を活用し、技術・知識の向上に努めております。
- 放射線管理士 2名
- 放射線機器管理士 2名
- 健診マンモグラフィ撮影技師 4名
- 胃ガン検診専門技師 1名
- 救急撮影認定技師 1名
- X線CT認定技師 1名
- Ai認定診療放射線技師 1名
- 東名厚木病院放射線技術科
- MRI 3ステラ部門 優秀賞 腰椎分離症 (MR Bone Imaging)
cannon画論(3年連続) 2019.12 - 伊藤拓也・医学物理師
- AdaptiveConvolve+CCCについて
放射線情報ポータル Rad Fan 2019.12 臨時増刊号