巻き爪矯正治療
1.巻き爪矯正技術3TO(VHO)による巻き爪矯正治療
「⼿術以外の選択肢=⾎を出さず、痛くない⽅法」として開発された、3TO(VHO)巻き⽖矯正技術を⽤いた治療を施行しております。現在では、保険適応はありませんので、⾃由診療(⾃費による治療)となります。専⽤のワイヤーを⽖にあわせて形成し、⽖の左右に引っ掛けて、ワイヤーで巻き上げることにより、矯正を⾏います。
- (1) 専⽤のスチール鋼を⽖の⼤きさに合わせて切り、⽖の湾曲状態に合わせてワイヤーを湾曲させる。
- (2) これを⽖の左右に引っ掛け、専⽤のフックを⽤いて巻き上げ、固定する。
- (3) 余分なワイヤーをカットした後、紫外線硬化樹脂でワイヤーの固定部分をカバーする。
という⼿順で施術します。⽖の横に引っ掛けたワイヤーは、⼀⾒、⾷い込んで痛いように⾒えますが、⾎管が⾛っている真⽪内まで突き刺すわけではないため痛みを感じることはなく、出⾎もしません。
従って、⿇酔の必要もありません。 固定したワイヤーは⽖の伸びとともに前⽅に移動するので、施術して約1~2ヵ⽉後に付け替えを⾏います。 これを3ヶ月から1年くらいかけて矯正していきます。
初診時には、適応かどうかの判断のために、通常の保険診療のカルテを作成する必要があります。
まず診断をさせていただきます。適応があれば⾃由診療に切り替えます。
ワイヤーが⾃然に脱落してしまうことがあります。完全に取れてなければ、カットバンなどで保護して受診してください。
⽖が割れる、⽖の⼀部が剥離する、⽖下に出⾎する、⽖下血まめができるなどの偶発的な事象がありえます。
残念ながら、まれにですが期待される矯正効果が得られないこともありえます。
手技費用は以下のとおりです。
- 3TO 初回
指1本矯正…8,000円
同時に2本以上のとき、1本追加につき+4,000円
1ヶ月以内に脱落してしまった場合は、かけ直しの費用はかかりません。 - 3TO 2回目以降
ワイヤー交換あり…6,000円
同時に1本追加につき+4,000円 - 既存のワイヤーでのかけ直し(医師の判断による)…1,500円
- 爪切りのみ…1,000円
*ワイヤー装着期間中、創部の処置(爪切り含む)も自費診療の対象です。
2.もうひとつの巻き爪治療法 巻き爪マイスター®
- 特徴
- *コイルばねに内蔵されている超弾性合金ワイヤが、巻き爪(過度に彎曲した爪)に対し、持続的に矯正効果を発揮します。なお、ワイヤをコイルで抱合している設計のため、安全性にも配慮されています。また、コイルばねの伸縮によって、比較的短時間で処置が済みます。低侵襲の医療機器ですので、通常であれば、装着時に麻酔をする必要はありません。
- 装着の適応となる患者さん
- *装着前に爪幅を測定します。爪幅が、14mm-25mmを目安に、適応したサイズを装着します。サイズを大きく外れる患者さんには装着ができない可能性がありますので、予めご了承ください。また、爪の状態によってはご装着いただけない可能性がございます。(例:あまりにも爪を短く切られている方(深爪の方)、爪がもろい方、爪周囲に炎症症状を伴う方、爪の厚さが薄い方、ホチキス型(側縁近くで急に折れ曲がった巻き爪)の方 など)
- 交換時期
- *特にありませんが、装着期間としては2週間~数ヶ月を想定しています。爪が伸びてきたら、むやみに触らず、装着したまま医療機関を受診してください。留置性に問題がなければ、本品を爪の根元側にスライドさせて、引き続き装着を継続いただけます。
- 日常生活の注意点
- *矯正具が装着された爪の表面を医療用のテープなどで保護することをおすすめします(*テープは衛生面を考慮し、入浴時などに取り換えてください)。*装着したままお風呂に入っていただいて構いませんが、矯正具が外れないよう石鹸などでやさしく洗浄し、入浴後はよく乾かして清潔を保つようにしてください。*爪に大きな負荷がかかるスポ―ツ(水泳、サッカーなど)は出来る限り控えてください。巻き爪マイスターが外れる可能性があります(外れてしまった場合、ご自身で装着しようとはせず、再度、医療機関を受診してください)。
- 初回
指1本矯正…6,000円
同時に2本以上のとき、1本追加につき+4,000円
1ヶ月以内に脱落してしまった場合または、ワイヤーの故障などは、かけ直しの費用はかかりません。
予約について
原則としてWeb予約による時間指定は不可です。お電話にてご予約をお取りください。