第3回糖尿病教室のご報告(後編)
前回に引き続き第三回糖尿病教室のご報告第2弾です。第2部ではサルコペニアを予防するための運動と食事についてお話ししました。
まずは運動です。理学療法士が会場の皆さまとの実技を交えて、どのように運動を日常生活に取り入れたら良いか具体的にご説明しました。例えば、テレビを観ながら椅子に腰かけ足踏みをするだけでも筋力アップに役立つのだそうです。
次にお食事です。管理栄養士が、サルコペニア予防と血糖コントロールを兼ねた献立についてご説明しました。サルコペニア予備軍の糖尿病患者さんは主菜(主なおかず)、とくに筋肉の元となるタンパク質を適度に摂る必要があります。(※ただし腎臓が悪い方は個別に医師に相談してください)手軽に利用できる市販品を用いた具体例をスライドから掲載いたしますので、参考になさってください。
最後に社会福祉士が高齢者を支える制度とサービスをご説明しました。年齢とともに認知・身体機能が低下し、今までできたことができなくなるなどお困りの方は、当院に通院されている方なら社会福祉士に、また通院されていない場合は、地域包括支援センターに相談してみましょう。困り果ててしまう前に相談に乗っていただくと良いですよ。
糖尿病教室のご報告は以上です。最後までお読みいただきありがとうございます。アンケートでお寄せいただいた貴重なご意見を参考とさせていただき、来年も楽しくて皆さまの療養に役立つような糖尿病教室を開催したく思います。それまでの間くれぐれもお元気でいらしてくださいね。
(薬剤科 成田 千津)