臨床工学科
業務理念
臨床工学技士とは、医療機器の操作および保守点検を行う資格です。循環・呼吸・代謝業務に広く携わり、診療・治療の補助を通じてチーム医療に貢献しております。また、高度化する医療機器の情報提供や安全使用教育なども積極的に行っております。
業務内容
①医療機器管理業務
医療機器の「購入、保守、廃棄、更新」を集中管理し、機器の性能の維持、安全性の確保、優れた医療の提供に努めております。
②血液浄化業務
腎不全などで、体内に溜まった老廃物などを浄化する場合に行われる治療です。機器の準備・点検、血管への穿刺、機械操作などを担っております。
③高気圧酸素業務
高い圧力で酸素を吸入することで、血液中の酸素を増やし、治療を行うことです。装置の操作および点検を行っております。
④循環器業務
心臓カテーテル検査とは、心臓の血管や血流の状態などを調べる検査です。診療・治療時に周辺機器の点検・操作を行っております。また、正しくペースメーカーが動作しているか検査する外来業務も行っております。
⑤手術室業務
麻酔器や電気メスなど、さまざまな機械の保守点検を始め、機械の使用や洗浄が正しく行われるように努めております。
実績
項目 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
---|---|---|---|
高気圧酸素療法 | 356回 | 493回 | 354回 |
ペースメーカー移植術 | 18件 | 16件 | 17件 |
ペースメーカー交換術 | 7件 | 10件 | 8件 |
認定ほか(2024年6月時点)
- 透析療法合同専門委員会認定 透析技術認定士 2名
- 3学会合同呼吸療法認定士認定 委員会認定3学会合同呼吸療法認定士 3名
- 日本医療機器学会 臨床ME専門認定士 1名
- 日本臨床工学技士会認定 不整脈関連専門臨床工学技士 1名
- 日本医療機器学会 医療情報コミュニケータ(MDIC) 2名
- 日本心血管インターベンション治療学会認定 心血管インターベンション技師(ITE) 1名
- 日本臨床工学技士会認定 手術関連専門臨床工学技士 1名
- 日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡技師 2名
- 日本臨床高気圧酸素・潜水医学会認定 臨床高気圧酸素治療装置操作技師 1名