東名厚木病院

神奈川県がん診療連携指定病院

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コラム

疲れにくい歩き方と身体づくり

教えて!とうめい先生

2023年11月16日

疲れやすくなってしまう歩き方とは?

例えば、ファッションショーで歩くモデルをイメージしてもらうとわかりやすいですが、内股で腰を大きく横に振る歩き方はエネルギーを大きく消費するため、長距離歩行には向いていません。体幹や歩幅を大きく動かす歩き方は、どうしても疲れやすくなってしまいます。つまり、疲れやすい原因としては、必要以上に足の筋肉を使いすぎていることが挙げられます。したがって、大きい筋肉を極端に使いすぎないことが、長距離を疲れずに歩くためのポイントです。

疲れにくい歩き方とは?

疲れにくい歩き方疲れやすい方は、ふくらはぎやお尻の筋肉を使いすぎている傾向にありますので、足裏全体で着地して、やや小股で歩くことが筋肉を使いすぎない歩き方につながります。身近なところだと、マラソンランナーはフラットに足裏をつくことで、エネルギー消費を抑えながら走っています。

さらに、歩幅は骨盤幅にして、筋肉を左右バランスよく使うことを意識すると、長時間疲れずに歩くことが可能です。歩行速度は、加速するときにエネルギーを多く消費しますので、常にペースを一定にして歩くことが重要です。大股で歩くとエネルギーを多く消費し、長距離歩くと疲れてしまいますので、日頃から意識してコントロールできるようにしておくといいでしょう。

カバンはリュックサックタイプがおすすめ

筋肉を左右均等に使うと疲れを抑えることが出来るため、かばんはリュックサックタイプがおすすめです。しかし、胸の周囲が固定できていないと猫背になりやすく、姿勢が悪くなるため、歩行にも影響してしまいます。そこで、チェストベルトがついているものを使用すると、さらに効果が期待できますので、皆さんも実践してみましょう。

日々の散歩などで意識すると、より負担が少なく長く続けられるかもしれませんね。

 

東名厚木病院リハビリテーション科

ご参考までに
広報誌「とうめい」リハビリ通信第64回 「疲れにくい歩き方・身体づくり」(PDF)

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