【ここスゴ!ダビンチ③】手術支援ロボットで行う手術の特徴は?
手術支援ロボットで行う手術には、大きく3つの特徴があります。
①鮮明な3D画像と最大約30倍の拡大視野
②精密な操作が可能
③体への負担が少ない ~術後の痛みが少なく、早期の社会復帰が可能~
①鮮明な3D画像と最大約30倍の拡大視野
術者は、3Dの高画質で立体的な映像を見ながら、リアルタイムで手術部位を見ることができ、さらに最大30倍の拡大視野で見ることが可能です。そのため、人間の目で見るのは難しい細かい部分まで鮮明にみることができ、より精密な処置を行うことができます。
1円玉よりも小さい折り鶴も折ることができます
②精密な操作が可能
高画質の3D立体映像を見ながら、ロボットアームに装着されている鉗子やメスを医師が操作することで、より精密な処置を行うことができます。また、ダビンチの鉗子は人間の手より大きな可動域があり、2回転以上も回るリストや、つかむ、はがすも自在で、自分の手指のように操作することができます。さらに、人の手よりも1本多い、3本のアームを自分の腕のように自由に操作することで、より精度の高い手術を行うことを可能にしています。手振れ補正機能も備えており、繊細な技術をサポートします。
人の手では難しいブドウの皮むきもキレイにむくことができます
③体への負担が少ない ~術後の痛みが少なく、早期の社会復帰が可能~
数か所の小さな開口部から手術を行うため、傷が小さく、出血も抑えられ、手術後の回復が早く、患者さんの負担が軽減されます。また、術後の痛みを軽減し、機能温存の向上や合併症リスクの大幅な回避などさまざまなメリットがあります。