東名厚木病院

神奈川県がん診療連携指定病院

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コラム

O-armでは、どんなことができるのですか?

O-armイメージングシステムとは

画像提供:日本メドトロニック株式会社

 

手術中にCT画像を撮影できる画像システムです。このCT画像とナビゲーションを用いることにより、脊椎インプラントの正確な設置が可能となり、難易度の高い手術を安全かつ確実に施行することが可能になります。これにより脊椎インプラント手術において、より正確で安全な手術が可能になりました。対象疾患は以下のとおりです。

【対象疾患】
・成人脊柱変形(いわゆる腰曲がり)
・骨粗鬆症性椎体骨折
・脊椎損傷
・その他脊椎インプラント設置が必要な全ての手術

 

通常の手術との違い

画像提供:日本メドトロニック株式会社

 

1. これまでより安全で正確な治療が可能に
これまで脊椎インプラント設置の手術をする際は、C-armを用いたX線画像(2D)で行い、執刀医師の経験、技量に頼っていました。しかしO-armを使用することで、CT画像(3D)でリアルタイムに正確な設置場所を把握でき、より安全で正確な手術が可能になりました。またインプラントの設置位置が問題ないことは、これまで術後のCT撮影でしか確認できませんでした。しかし、O-armを用いることにより、それを術中に確認することが可能となり、インプラント設置不良による再手術の可能性を大幅に減らすことが可能となりました。

2. 患者さんの負担を軽減
正確にインプラント位置の把握が可能なため、より短時間で低侵襲な手術ができます。そのため、早期の社会復帰が可能となります。

 

東名厚木病院 整形外科・脊椎センター 和田 圭司

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