呼吸筋ストレッチ体操で心身をリフレッシュしよう
呼吸筋ストレッチ体操
呼吸筋ストレッチ体操とは、深く呼吸をしながら呼吸筋を伸縮させ、呼吸筋の働きをよくすることにより呼吸リズムを整える体操です。呼吸筋とは呼吸の際に胸郭の拡大・収縮に関連する首や肩、胸、腹などの筋肉を指します。加齢やストレッチによる筋肉のこわばりや、慢性閉塞性肺疾患のような呼吸器疾患により息苦しさが生じた場合、呼吸筋をストレッチすることで筋肉を柔らかくして弾力性を取り戻し、呼吸を楽にする効果が医学的に証明されています。また、日常的にストレスや不安を抱えることによっても息苦しさを感じることがあります。深刻なケースでは過呼吸になる場合もあります。これは不安や緊張が高まると同時に呼吸が浅く、早く変化し呼吸が乱れることが深く関係しています。さらにストレスを感じると体の筋肉が緊張するため、呼吸筋を柔らかくし、呼吸をゆっくりと深く変化させる呼吸筋ストレッチ体操は、不安を和らげリラックスさせるという心理的な効果があります。では、どのような事を行えばいいのでしょうか。
やってみよう! シクソトロピーストレッチ
呼吸筋ストレッチの代表的な方法の1つにシクソトロピーストレッチがあります。シクソトロピーとはギリシャ語のシクソ(刺激を与える)とトロピー(変化する)からの言葉で物理化学現象です。シクソトロピーストレッチにより、清々しい気持ちを手に入れませんか。
リハビリテーション科 理学療法士 橋本 健太郎