東名厚木病院

神奈川県がん診療連携指定病院

認定

コラム

鼠径ヘルニアってどんな病気なんですか?

2025年1月11日

鼠径ヘルニアは足の付け根が膨れ、痛くなる病気で、お腹の壁に穴が開き、その穴からおもに腸が出てくるため、”だっちょう(脱出する腸)”と呼ばれています。腸が穴にはまって、腐る場合があり、手術が唯一の治療法です。手術は従来、穴を糸で縫って縛っていましたが、近年メッシュという網状シートを挿入固定する手術が主流です。病気へのアプローチは皮膚を大きく切る手術方法(前方到達法)とおへそからカメラを入れてお腹の中から手術を行う腹腔鏡手術(後方到達法)とがあります。ヘルニアの種類、他の御病気の状態、麻酔方法に応じ、手術方法を決めています。

当院では前日入院、手術日、術後2日の計3泊4日を基本とし、きめ細やかな術後のフォローも特徴です。2024年9月より、とうめい厚木クリニックの第1、3土曜日午前中に”ヘルニア外来”を開設いたしております。あれ?っと思ったら、お気軽にお問い合わせください。よろしくお願い申し上げます。

東名厚木病院 消化器外科 田澤 賢一先生

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