病院にも歯科衛生士さんはいるの?
東名厚木病院には、現在4名の歯科衛生士が活躍しています。 歯科衛生士が在籍している病院は全国的にもまだ少数派ですが、当院は平成20年から歯科衛生士を採用しています。歯科衛生士の主な役割を紹介します。
1.入院患者さんの口腔健康管理
2.摂食嚥下(せっしょくえんげ)障害の評価と訓練
3.外科手術前の患者さんへの面談と口腔チェック
4.がん治療開始前、治療中の患者さんの口腔健康管理と相談対応
5.歯科治療が必要な入院患者さんと訪問歯科をつなぐパイプ役
このように、治療開始前から様々なお口の問題についてサポートしています。例えば、がん治療中の患者さんは、お口の中に副作用が表れて苦しい思いをすることがあります。歯科衛生士は、お口の副作用の対処法や正しい歯磨き方法をアドバイスして、苦痛の緩和を図り、治療が継続できるよう支援します。お口の健康を守る専門家として、歯科衛生士は患者さんを支えています。
東名厚木病院 摂食嚥下療法科 西川 利恵