化学療法センター
当センターは、外来で化学療法の治療を受ける患者さんの専用スペースです。化学療法室には、ベッドとリクライニングソファをご用意しています※。ゆっくりお休みになりながら、あるいは、本を読んだり落ち着いた環境の中で、治療を受けて頂けるよう努めております。
ご家族のベットサイドのお付き添いは、ご家族の方の曝露の観点からご遠慮頂いております。
待合室でのご家族の待機について、来院は本人含め2名までとさせて頂いておりますのでご了承ください。
※体調や他の患者さんの利用状況によってはご希望に沿えない場合がございます。
化学療法を始める前に準備しておくこと
- 化学療法治療前から口腔内の管理が重要となります。化学療法初回投与前あるいは化学療法当日に、歯科衛生士より歯科問診・口腔内の状態観察や口腔ケアの指導などを受けていただきます。
- 治療についての冊子をお渡ししますのでお読みください。また、治療日記の記入方法を説明させて頂きます。(来院当日に薬剤師から詳しく治療日記について説明させて頂いております)
来院当日について(新型コロナ関連について)
- 来院当日の朝、検温して37.5℃以上の場合や風邪症状がある場合には、8:30以降のところで化学療法センターへ連絡し、自宅で待機してください。
- 新型コロナ感染症に伴う、ご家族内の陽性者や濃厚接触者に該当する場合はご連絡ください。
お持ちいただくもの
必ずお持ちいただくもの
- 診察券、保険証
- 服用中のお薬
必要に応じてお持ちいただくもの
- 飲み物、軽食〈朝食は摂ってきてください〉
- 本や雑誌、CDプレーヤーなど(音の出るものは、イヤホンの持参・着用をお願いします)
服装について
- 服装は自由です。ただし点滴がしやすいよう袖回りにゆとりのある服装をおすすめします。
- 履物については、転倒防止のため、スリッパやサンダルの着用は禁止とさせていただいています。
その他
- 化学療法施行前にレントゲン・CT造影検査などを行なう場合があります。〈内服・食事について事前に説明があります〉
- 貴重品の管理はご自身でお願いします。
- お車でお越しの方は、お会計の際に病院受付に駐車券を提示して、割引処理を行ってください。(5時間200円)
- センター内、及び駐車場を含む病院その他関連施設の敷地内は禁煙です。
当日の流れ
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受付
病院受付にて受付を行います。
診察券をお預かりし、必要に応じて保険証を確認します。
受付が終わったら、採血待合にお進みください。 -
血液検査
採血カウンターにて血液検査を行います。
検査が終わったら、1号館3 階の化学療法センターにお上がりください。 -
問診票の記入
検査結果が出て診察のお呼び出しをするまでの間に、お渡しする問診票をご記入いただきます。
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診察
医師が問診や検査結果をもとに、その後の化学療法を実施するかどうか決めます。
体調について気になることがあれば必ずここでお伝えください。本日の治療が不可と診断された場合 6.会計へ -
化学療法実施
看護師がベッドまたはリクライニングチェアまでご案内し、点滴治療を開始します。
点滴が終わるまでセンターの中でお過ごしください。点滴が終わったら、抜針してその日の治療は終了です。 -
会計
病院受付にて会計をお済ませください。
診察券をお返しします。
注意事項
- 受付は8:30以降の対応となります。
- 売店のご利用やお手洗いはなるべく診察前までにおすませください。
- 場合によっては採血カウンターに寄らず、直接化学療法センターで採血するようにご案内することもあります。
- 血液検査の結果が出るまで通常1時間程度の時間がかかります。
治療中の過ごし方
- 点滴が正常に投与されているかどうか、看護師が定期的に様子を 伺いに参ります。
- ベッドやリクライニングチェアでテレビが利用できます。(テレビは無料です)
- 飲食は自由です。ただし他の患者さんがいらっしゃいますので、においの強いものはご遠慮ください。
- お手洗いは自由にご使用できます。車椅子用トイレやオストメイト対応トイレもございます。介助が必要な場合はスタッフまでお申し出ください。
- 点滴実施中の時間を快適にお過ごしいただくため、ご自身の趣味や嗜好に合わせた暇つぶしやリラックスできるものをご持参いただくことをおすすめします。
- お付添いの方は、待合室でお待ちいただいております。来院は本人含め2名までとさせて頂いております(治療室内は、曝露防止のため付きそいはご遠慮させていただいております)
- 携帯電話はマナーモードに設定いただき、通話は待合室でお願いします。
- 治療中に、薬剤師や栄養士など治療による副作用などについてお声かけさせていただきます。
体調の異変を感じたら
息苦しい、針を刺しているところが痛む、身体が熱い、その他少しでも体調に異変を感じた時は、すぐに近くのスタッフにお声をおかけください。
化学療法治療中の生活について
- 食事、運動、日常の活動に特に制限はありません。
- 抗がん剤の影響により、抵抗力が弱くなり、感染症を引き起こすことがあります。予防策として手洗い・うがいなどのケアが重要となります。
- 点滴当日でも、入浴していただいてもかまいません。
- 風邪薬、市販のお薬、サプリメントの使用の際は主治医に相談してください。
- 抗がん剤は48時間以内に尿中に排出するため、使用後のトイレはふたを閉じて2回水を流しましょう。
- 毎日の体調や気になる症状などは治療日記に記載し、医師・看護師へ報告しましょう。
電話相談について
体調変化時以外の予約の変更等(他科受診やワクチン接種の確認)につきましては、平日13:00~16:00までにお願い致します。また、受診を希望される場合には、平日の午前中になるべく連絡をして頂きますようご協力お願い致します。
治療時以外で、急な体調の異変を感じたら
以下のような症状があらわれたときは、下記の連絡先にご連絡ください。
- 38.0度以上の熱が続くとき
- ポート周囲や、点滴をした血管のまわりが痛くなったり、赤くなったりはれたりしたとき
- 吐き気やおう吐、または口内炎症状が続き、24時間以上食事ができず水分もまったくとれないとき
- 下痢が続き、排便回数が通常より5回以上増加したとき
- だるさなどで、いつもの生活が送ることができないとき など
- *連絡する際、必ず化学療法センターで化学療法を受けていることをお伝えください。
(平日は、化学療法センターでご連絡対応可能ですが、平日は主治医の外来を受診しましょう) - *夜間、土日、祝日は、化学療法センターは開設されていないため、救急外来を受診してください。(救急外来では、待ち時間があることをご承知おきください)
受診の際、免疫チェックポイント阻害剤を使用している患者さんは、免疫チェックポイント阻害剤を使用していることをお伝えください。
化学療法センターへのお問合せ
TEL:046-229-1771(東名厚木病院)
※症状を伝えるときに、必ず外来で化学療法を受けていることを伝えてください。
化学療法外来について
当院では、外来腫瘍化学療法診療科1を届出しており、専任の医師、看護師、薬剤師が院内に常時配置されております。
患者さんからの電話等による緊急の相談には、24時間対応できる連絡体制をとっており、急変時等の緊急時には入院できる体制を確保しております。また、実施する化学療法の治療内容の妥当性を評価する目的として、化学療法委員会を設置しています。
患者さんの就労と療養の両立においては、必要な情報を提供することと共に、情報を提供した後の勤務環境の変化を踏まえ、療養上必要となる指導をおこなうことも可能です。