リハビリテーション科
理念
「医療-介護-地域」の繋がりの中で地域の皆様が安心して生活できるよう支援します
リハビリテーション施設基準
- 脳血管疾患等リハビリテーションⅠ
- 廃用症候群リハビリテーションⅠ
- 運動器リハビリテーションⅠ
- 呼吸器リハビリテーションⅠ
- がん患者リハビリテーション
対象疾患
- 脳血管障害(脳梗塞、脳出血、神経筋疾患等)
- 運動器疾患(骨折、脊椎疾患、人工関節置換術、形成外科疾患等)
- 呼吸器疾患(肺炎、慢性呼吸不全等)
- がん(消化器がん、呼吸器がん、乳がん等)
- その他(循環器疾患、消化器疾患、腎臓内科疾患等)
各診療科からのリハ依頼件数
2023年 診療科別 新患数 2328名
当院の特色
急性期病棟・地域包括ケア病棟を有し、身体のご病気や外傷などで入院された方に、発症直後からリハビリテーションを開始し、早期に患者さん・ご家族が望む生活に戻れるよう支援します。
多職種で連携し、質の高い医療を提供すると共に、専門チームとしての活動を積極的に行っています。
- 専門チーム:
- 医療安全、感染対策、摂食嚥下、NST、RST、褥瘡、緩和ケア、せん妄・認知症ケア、身体抑制最小化、糖尿病等
患者さんを中心とした最良の医療を提供するために職員一丸となって取り組んでいます。
理学療法部門(PT)
理学療法士は、全診療科より依頼を受け、起き上がる・立つ・歩くといった基本動作能力の改善や、運動機能の改善を目指してリハビリを行います。
理学療法部門では診療科を2つに分け、2グループで業務を行っています。
- Aグループ:
- 脳神経外科、循環器内科、呼吸器科、消化器内科、消化器外科、緩和ケア内科、泌尿器科
- Bグループ:
- 整形外科、形成外科、血管外科、腎代謝内科、救急科、総合診療科
作業療法部門(OT)
作業療法士は、主に脳血管障害・肩や腕などの骨折に対してリハビリを行います。患者様が再び「自分らしい生活・社会復帰」へと繋がる訓練・支援を致します。
食事・着替え・トイレなどの日常生活動作、家事・買い物といった応用動作の再獲得に向け、作業を通じての心身機能の回復を図ります。また、仕事などの社会復帰に向けた訓練なども行っております。
言語聴覚部門(ST)
言語聴覚士は、入院直後より嚥下評価を行い、飲み込みが困難になった方に対して訓練を行います。必要に応じて嚥下内視鏡・嚥下造影検査を行い、再び口から食べられるように支援していきます。また、失語症や高次脳機能障害の方に対して、安心して生活が送れるよう訓練を実施します。
当院の教育体制
キャリアラダーを導入しており、経験に応じた役割が遂行出来るよう設定しています。教育プログラムではラダーに応じた研修プログラムを立案し、計画的に実行しております。目的としては「全てのスタッフに共通する能力の開発と支援」、「連続した教育支援や全体の質の向上」、「成長のプロセスを可視化する」を挙げ、その結果として「対象者へ安全で質の高い支援を提供する」を目的としています。
スタッフ紹介(2024年7月現在)27名
理学療法士 18名 作業療法士 6名 言語聴覚士 3名
経験年数(年目)
男女比
認定資格(2024年7月現在)
下記のような認定を受けたスタッフが多く在籍しており、専門的で質の高いリハビリテーションを目指しています。
- 理学療法士
- 三学会合同呼吸療法認定士、認定理学療法士(呼吸器・運動器)、住環境福祉コーディネーター2級、心不全療養指導士、中級パラスポーツ指導員、フレイル対策推進マネージャー、公認初級障害者スポーツ指導員
- 作業療法士
- 認知症ケア指導士、住環境福祉コーディネーター2級、認知症ライフパートナー2級、三学会合同呼吸療法認定士、アクティビティインストラクター
- 言語聴覚士
- 認定言語聴覚士(摂食・嚥下障害領域)、日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士、急性期ケア専門士
地域活動
在籍する厚木市の医療福祉連携や専門職種の団体に関わり、地域包括ケアの実現に取り組んでいます。
- 南毛利シニアフェスティバル
- 南毛利南地域福祉推進員会 健康づくり部
- わき愛相ちいきの会(厚木市南毛利南地区)
- 神奈川県理学療法士会(新人教育部、社会保険部)
- 県央地区リハビリテーション連絡会役員 等
対外活動
1. 学術活動
2023年度
- 成田 萌
- 「左被殻出血により重度運動麻痺.重度感覚障害を呈した症例~障害受容の過程と起居動作の変化に着目して~」
県央地区リハビリテーション連絡会主催 第13回症例検討会; オンライン:2024.1.28 - 西田 貴亮
- 「左片麻痺・感覚障害を呈し、早期荷重訓練にて歩行改善した症例」
県央地区リハビリテーション連絡会主催 第13回症例検討会; オンライン:2024.1.28 - 古屋 一樹
- 「今、両手でスマホ使いました? ~日常生活からのヒントが左手の使用改善へと繋がった右ACA領域脳梗塞の一例~」
県央地区リハビリテーション連絡会主催 第13回症例検討会; オンライン:2024.1.28
2.講師
- 古屋 一樹
- 臨床実習セミナー
横浜リハビリテーション専門学校;横浜市:2023.6.13 - 土方 麻衣
- がんサロン「がんに関わる運動のイロハ」
アミューあつぎ;厚木市:2023.8.26 - 小森 孝一、岩田 亜慧、古屋 一樹、神保 捺未
- 2023年度福祉用具専門相談員講習会
IMS本社; 厚木市:2023.6.13~16 - 土方 麻衣、橋本 健太郎
- 厚木市南毛利南地区地域福祉推進委員会 健康づくり部健康講座
「ココロもカラダも整えよう!~ヨガの動きを取り入れた椅子エクササイズとからだチェック~」
愛甲公民館;厚木市:2024.2.14 - 橋本 健太郎
- 神奈川県理学療法士会 新人教育部 第1回症例発表会 ファシリテーター
オンライン:2023.11.19 - 小林 大輔、飯田 勇次郎、橋本 健太郎、川口 峻
- とうめい綾瀬腎クリニック 介助法指導
綾瀬市:2023.10.24、2023.12.20 - 橋本 健太郎
- 神奈川県理学療法士会 新人教育部 第3回症例発表会座長
オンライン:2024.1.21